世界は、すべてを明確にしてしまえるほど単純ではありません。
リアルとデジタルは、理論上は分けて語ることができても、 人が関わった瞬間に互いに混ざり合い、ずれを生みます。
量子情報研究室では、 そのずれや揺らぎを消してしまうのではなく、 抱えたまま世界と関わることを大切にしています。
プログラミングは、 世界を完全に制御するための道具ではありません。
リアルとデジタルを行き来しながら、 何を明示し、何を曖昧なまま残すのかを 慎重に選び続けるための手段でもあります。
すべてを言葉にする必要はありません。
すべてを形式化できるとも考えていません。
それでも、明示できる部分は確かに存在し、 その選択が、現実の見え方や触れ方を 少しずつ変えていきます。
量子情報研究室は、 明示することと、曖昧なままにすることのあいだに生まれる 緊張や余白を引き受けながら、 リアルとデジタルが出会う中で立ち上がる 新しい関わり方を探究しています。




