量子情報研究室(坂東研)に配属を希望する学生へ

研究室への配属は、高専生活の中でも大きな転機となるイベントです。

ここでは、量子情報研究室(坂東研)がどのような研究室で、そしてどのような学生を求めているのかなどを紹介します。配属を希望する学生は、ぜひ参考にしてください。

この研究室で大切にしていること

この研究室では、「自分の頭で考え、手を動かす」ことを大切にしています。

卒業研究は、単に知識を詰め込むものではなく、未知の問題に挑戦する経験です。分からないことは一緒に考え、必要なサポートも行いますが、答えを与え続けることはしません。

研究テーマ

卒業研究のテーマの素案は基本的に学生の皆さんに考えてもらいます(考え方・探し方は予め教えます)。

それがそのまま研究テーマになることは稀ですが、素案を元に指導教員と相談しながら、演習ではなく研究となる具体的なテーマを決定していきます。

これまでの研究テーマの例としては、

  • WebXR
  • 3Dグラフィックス
  • インタラクティブ技術
  • Webアプリケーション
  • 量子コンピュータ・量子情報

に関する研究などがあります。

例年、Webを含むソフトウェア系の研究テーマを希望する学生が多い傾向にありますが、研究室としては制限は設けていません。

私が研究を行う際に心がけていることをリストします。 次のようなことを意識して研究テーマを考えると良いでしょう。
(これは私の恩師からの受け売りです。)

  • 他者のまねをしない。研究者が多い分野の研究は行わない。
    → ジェスチャによるプレゼン手法の研究
  • 境界領域での研究を行う。
    → NMRと量子情報や実験と理論の境界領域
  • 異分野との融合を試みる。
    → フラクタル次元とデザインの境界領域
  • アイデアを得るために、広い分野に興味を持つ

量子コンピュータ・量子情報に関する研究を希望する場合は、

  • 数学 (線形代数・確率統計・微分積分など)
  • プログラミング (言語不問)

を十分に理解できていることが必須事項となります。

向いている人

  • 自分の頭で考え、手を動かすことができる人
  • 未知の問題に挑戦することができる人
  • プログラミングが好きな人
  • 学ぶ意欲がある人

プログラミングが得意なくても大丈夫ですが、プログラミングが嫌いではないほうが望ましいです。
プログラミングの授業ではないので開発はこちらでサポートしますが、研究を進める上でプログラミングは避けて通れません。

ただし、プログラミングができたほうが、研究テーマの選択肢は広がるでしょう。

卒業研究を頑張る人に対して援助は惜しみませんが、あまり頑張らない人に対して強制することは行いません。 ただし、卒業研究は卒業する上での必修科目ですから、ある程度のことは行ってもらいます。

向いていないかもしれない人

  • 指示されたことだけをやりたい人
  • 自分で調べることができない人
  • やる気がない人

卒業研究の心構え

私の恩師は、「卒業研究ゼミナールと卒業研究の心構え」として次のように示しています。

研究は「料理」に似ていると思います. 限られた「時間」,「お金」,「技術」などの広い意味での「資源 (=リソース)」を 用いて,いかに「おいしい料理を作るか(面白い研究を行うか)」が問われるのです. ここに,創意工夫する必要が出てきます.

坂東研でも、この考え方をとても大切にしています。